2024下半期に読んだ本まとめ

2024下半期に読んだ本まとめ
カテゴリー: まなぶ
投稿日:
更新日:
書いた人: 山椒ねこまんま

年末なので読んだ本をまとめておきます。

自作CPU をしていた影響なのか、低レイヤーの本が多めです。 図書館では飽き足らず、最近は電子書籍にも手を出し始めています。 というのも、図書館においてあるやさしめかつ内容のかぶっていない低レイヤー本がもうあんまりないというのが理由。 電子書籍での開拓も限度があるので、そろそろ新規分野も開拓したいところです。


Joel on Software / 人月の神話

プログラムチームのありようや運用論などについて書かれた本です。

大人数でやるプロジェクトはやった頃がないのでいまいち実感が湧きませんでしたが、いろいろ大変そうだな〜となりました。


Z-80マイクロコンピュータ

Z80という往年の名CPUについて書かれた本です。

NORZ(自作CPU)を作る時の参考にしました。 公式データシートは誤植がたくさんあったのでその確認などに役立ちました。


ハッカーズ・ラボのつくりかた

いろんなツールなどをつかってハッキングしてみる本です。

サーバーのセキュリティがよくわからないためにサーバーレス運用のサービスしか作ったことがなかったので、ちょっと勉強してみようかな〜と思います。 この本で紹介されていたLinPeas等の脆弱性検出ツールはサーバー運用にも役立ちそうなので知れてよかったです。


ノンデザイナーズ・デザインブック

初心者むけのデザインの原則が書かれている本です。

なんとなくそうだよなーって感覚的な基準をしっかり言語化してくれているので、頭の中が整理されていい感じです。 あと、いい感じのデザインがたくさん載っているので目の保養になります。


新・MSXの基礎知識 / Z80ファミリ・ハンドブック / MSXテクニカルデータブック

Z80の周辺LSIや、それを利用したMSXという規格について書かれている本です。

NORZが完成したらNorOnlyPCを作ろうと考えているのでその参考にしようと思って読んでみました。 PSGやVDPなど、この時代のPCだとどんなものが必要なのかがよくわかっていなかったので参考になりました。


Binary Hacks Rebooted

(ソフトウェアとしての)低レイヤにおける豆知識がたくさん載っている本です。

Unikernel が特に面白そうだと感じました。


UNIXという考え方

UNIXシステムにおける設計思想的なものが書かれている本です。

かなり古い & UNIXそのものはもう勢力が小さいこともあり、今見るとうーんとなるところもいくつかありましたが、小さい方がいいという考え方は単一責任原則に通ずるところもあり大事だなーと改めて思いました。


Verylで作るCPU

Verylという新しめのハードウェア記述言語(HDL)についての本です。

Verilogがいまいち肌に馴染まないので良さげなHDLを探しているときに見つけました。 ケツカンマがおけるところがお気に入りポイントです。

よくよく考えるとVerilogで書いたのはnor/or/moduleぐらいなのでそもそもVerilogの機能を対して活用していないことに気づきました。 まぁいっか


[作って学ぶ]ブラウザのしくみ

Wasabi OS というオリジナルのOSの上で動くブラウザをつくる本です。

HTML / JavaScript / CSS の構文木をつくる → よしなに描画する
ことでブラウザがつくれるということはわかったのですが、そもそもWebに対する知識があんまりないのでいまいち理解できていません。

自作OS on 自作PC with 自作CPU ができたらブラウザものせたいなーと思っているのでそのときにまた読んでみようと思います。


SSDの同人誌1 / 2

NANDフラッシュでSSDを自作する話などのSSDで遊ぶ話が載っています。

NORonlyPCをつくるときにNORフラッシュをROMにしようと思っているので、SSDみたいにパソコンからROMをいじれるとべんりかなーと思って読んでみました。


高速信号ボードの設計 基礎編

高周波回路・基板をつくるための知識やテクニックについての本です。

USBハブをつくってみたら動かなかったので、ちゃんと勉強しようと思いまして。 高周波基板のことはネットで調べてみてもよさげなサイトが見つからなかったのです。

基礎編は知識がメインだったので応用編に期待しています。


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